せめて48時間ぐらいは持続して欲しい「わきが」のケア。

僕の場合、中学生の頃に気付き始めました。
母は看護婦だったので、対処法を熟知していたのか、
僕が「わきが症」である事を知ると、いいことを教えてくれました。
薬局で「焼き明礬」を買ってきて、小皿にひとつまみ明礬を取りだし、
少量の水で、それをこねると、白いペースト状になり、
それを、軟膏か、クリームでも塗る様に、わきの下に塗りなさい。
と、言うのです。
「こうすれば、ニオイがきえるの?」ってききました。すると
「バカだねえ、汗の穴をふさぐだけだよ。しかも、ここの部分だけ。
永久に塞がる訳じゃないから、毎朝出かける前にこうして塗る。
毎日の事だから、明日からは、自分でやるんだよ、いいね。」
と教えてくれました。
しかし、成長期、真っ只中の体ですから、

新陳代謝も活発で、1日1回では足りないことを知りました。
でも、やっていることは、「汗穴を塞ぐ」だけです。
激しい運動をすれば、汗のほうが、明礬に勝ちます。
夜、お風呂に入れば流れるので、毎朝、出掛けるまえに。なのです。
中学生の僕なりに、工夫したことといえば、
オロナインの入ってた空になった小さいケースに、
自作の”練り明礬”を2回分ぐらい詰めて持ち歩くことぐらいでした。
当時はまだ、「エイトフォー」や、「BAN]は、市販されてなかったのです。
何が一番、ニオイの原因かといえば、”汗をかくこと”ではなく、
”汗をかいたままにして置くこと”なのです。
汗をかいたら、こまめに、拭き取り、あまり外気にふれない部分(わきの下)
は、とくにかわきにくいので、汗がこもり、ニオイの原因を作るのです。
だから、1日何度でも、わきの下の汗を拭き取って、

次の汗の出るのを抑えるために、明礬を塗る。
外出時は、これがせいいっぱいです。
極端な話、シャワールームを、持ち歩けるのなら、
持ち歩いて、「汗をかいたな」と思ったら、洗い流せれば、ニオイがしないのです。
でも、それが不可能だから、
外出時の汗は、こまめに、拭き取るしかないし、
わきの下は、汗穴を一時的に塞いで、汗の出るのを抑える。
これしかないのです。
昨今では、「制汗デオドラント商品」が、たくさん種類が市販されています。